コロナも落ち着いてきたかと思ったら、新型が出てきたり、減っていた感染者数がまた増えてきたりとまだまだ収まりそうもないですね。
現在、コロナ禍でも現場で働いている妊婦の方に私の体験談を共有できたらと思います。
私はすでに産休に入っているのですが、産休に入る前に【母性健康管理設置】という国の制度を利用して特別休暇を職場から頂きました。
私は現場での仕事で毎日多くの人と触れ合う機会や、妊娠中に濃厚接触者になって妊婦健診が遅れてしまったなど、感染するリスクが高かったこともあり、この制度を利用できて、とても助かりました。
この制度を利用することを嫌がる会社もあるかと思いますが、もし現在妊娠中でコロナ禍での勤務に不安がある方は、下記の記事を参考にして、ぜひ1度会社の方や病院に相談してみてください。
母性健康管理設置について
母性健康管理設置とは?
医師等から休業が必要とされた妊娠中の女性労働者が、安心して休暇を取得して出産し、出産後も継続して活躍できる職場環境を整備するため、正規雇用・非正規雇用を問わず、妊娠中の女性労働者に有給の休暇(年次有給休暇を除く。)を取得させた企業に対する助成金。
助成金の対象
■令和2年5月7日から令和4年3月31日までの期間で、1~3全ての条件を満たした事業主が対象です。
① 新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置として、医師または助産師の指導により、 休業が必要とされた妊娠中の女性労働者が取得できる有給の休暇制度(年次有給休暇を除き、年次有給休暇の賃金相当額の6割以上が支払われるものに限る)を整備。
②当該有給休暇制度の内容を新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置の内容とあわせて労働者に周知する。
③ 当該休暇を合計して20日以上取得させる。
助成内容
対象労働者1人当たり 28.5万円 ※1事業所あたり5人まで
厚生労働省のHPを確認したら令和4年度も引き続き行なっているようなので詳細はHPを確認してください。
母性健康管理設置の申請方法
- 産婦人科で【母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)】を記入してもらう。
- 母健連絡カードを会社に提出する
- 特別休暇をもらう
産婦人科での母性健康管理指導事項連絡カードの依頼について
●病院で伝えればすぐに記入してもらえると思いますが、有料です。私は3000円でしたが、大体2000円前後のようです。
●診察の際に職場での状況のことを先生に伝えて、母健連絡カードを記入して欲しいと伝えたら先生に記入してもらえました。その際に、私の場合はどのような処置を希望かまた期間を聞かれました。実際申請書に書かれた内容はとても簡易的でした。笑 書類はネットからもダウンロードできますが、私は何も持っていかずに病院で貰えました。
●コロナ関係なく仕事が忙しく、1ヶ月位前から体調不良になったり、ストレスや精神的な問題からか不眠症になっていたのもありました。これについてはまた別の記事で書きたいと思います。しかし、このような不調がなくても依頼すれば記入してもらえると思います。
母性健康管理指導事項連絡カードを会社に提出する
●私の場合、職場に状況を理解してくれる上司がいたのと、前年度にも利用した社員がいたので、担当の方には話は通しやすかったです。そのような方々がいてとても助かりました。
特別休暇をもらう
●あとは直属の上司と相談して、いつから休むか、どのように休むのかを話し合います。
●この休暇は有給とは別の休暇になるので、私の場合は周りには特別休暇という形で伝えられていました。
母性健康管理設置の特別休暇中の私の過ごし方
やはり特別休暇をもらっている以上、プライベートの外出や遊びなんてしてはいけないと思いほぼ家にこもっていました。外出といえば週1の食料品の買い出しくらいです。週末も夫と息子だけ外出して、私は家にお籠りです。産休期間に入れば堂々と休みに入れるのでもう少し自由になりますが、この期間は無理をしない程度に掃除、断捨離、片付け等をしていました。
母性健康管理設置の助成金制度を利用した感想
同僚
直接は何も言われていないので憶測ですが、やはり周りからは厳しい目もあったと思います。休暇の間にたまに出勤していたのですが、私の体調や妊娠等の話題について触れる人は、2人位で他の人はほぼ声かけもなく、淡々と私は業務をこなしているだけでした。私もやはり申し訳ない気持ちはありました。
上司
直属の上司もあまりよく思ってはいなかったと思うので、実際この休暇を利用して長く休むことは会社によってはやはり厳しいことはあると思います。ただ、医者の診断書にはやはり会社も従う必要があるので拒否することはできません。
業務
私が休暇をとっている間にも、会社ではコロナ関係の問題は度々起きていたので、休暇をもらえて助かりました。また、濃厚接触者になったことにより妊婦健診の予定がずれてしまい調整が必要になったこともあり、再度濃厚接触者になることを逃れられてよかったです。休暇中にやりとりをしていた会社の方からも、私が特別休暇をとっていてよかったと言ってもらえて少し気が楽になりました。
体調
上にも少し書きましたが、仕事や職場環境で精神的にもストレスをだいぶ抱えていたので、休みをもらえたことにより、色々なことから解放され気持ち的にだいぶ楽になったことが大きかったです。
妊婦の方へのアドバイス
病院によってはコロナに感染中の分娩だと帝王切開になるというニュースも見ました。私のように妊婦健診の予定がずれてしまうなど、妊婦さんのコロナ感染はリスクが沢山あります。私はワクチンを打っていましたが、知り合いの方は接種していても感染していました。なので、少しでも現場での勤務等に不安がある方は、会社の方にまずは相談してみることをおすすめします。赤ちゃんを守れるのはお母さんだけです。コロナなんてインフルエンザや風邪と同じだという人もいますが、不安を抱えたまま日々を過ごすならまずは身近な人に相談してみてください。私も最初は夫や友達に話を聞いてもらい、背中を押してもらいました。
私のブログを読んで頂きありがとうございます☆
現在働いている妊婦の方の参考になれば嬉しいです♪
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